2018.08.06 Monday
2013.02.09 Saturday
とある居酒屋
所用 があり東京に1泊2日で行って参りました
今回、泊まる所はドヤ街と呼ばれた街でした
今は、外国人のバックパッカー相手に安い宿を提供していたりします
自分が泊まった宿もそんな宿でした 浅草や秋葉原も近いしいい所でした
最初の日は1日荷物を担いで歩き回ったのでくたくたです
早めにチェックインして晩ご飯を食べに行きます
事前調べていたお見せに行ってみると生憎満席 残念!!
仕方ないので、近くの別のお店に行ってみました
ちょっと早い時間でもあり1人しかお客さんがいなくどうかと思いましたが
入ってみました 広々していい感じです
おすすめの物を中心にいただきましたが、どれもこれも美味しく 安い
お店の人の感じもよく大満足のお店でした 遠州屋本店 高尾
ここからがとある居酒屋の本題
見るからに年期の入った建物に光る看板と立派な暖簾がかかっています
木製の引き戸をあけて入るとそこはもう独特の別世界
懐かしい様な異国に来た様な不思議な空間です
広い店内は土間でL型のカウンターとテーブル席 すべて年季の入った木製
高い天井は3メーター位あるのかなあ 少し寒い テレビの音だけが響いている
石油ストーブの懐かしいにおいを嗅ぎながらテーブル席に着きます
いきなり大将から「あんた、結構飲んでるだろ」といわれ どうしようか固まる
まあ、たしかに飲んでますけどと思いながらお酒とモツ煮を注文
モツ煮おすすめらしく 美味しい 続いて肉豆腐と煮こごりも注文 これもうまい
あるとき読んだ記事で
「いつも行く居酒屋があった 客同士もそこの女将とも注文以外は
ほとんど口をきかない あるときよく顔を合わす常連に声をかけられた
それからというもの その店にいくとあの人がいるかもと思うとなかなか行けなくなった
その人が嫌いというのではなく 気楽に飲んで食べたいだけ」
読んだそのときはよくわからなかったのだけど この店のお客はそんな感じ
だいたい 一人で来て少し飲んで食べてそうそうに帰って行く 注文以外しゃべらない
今まで経験した事ない居酒屋に感動していました そのときお客さんが入ってきました
4人のサラリーマン年配の男の人2人 若い男の人、若い女の人
時間は8時すぎてましたが 「うちは9時でしまるよ」と大将「かまいません」とお客
「あんたちょっと飲み過ぎだ」「酔っぱらいには酒は売らん」「帰れ」と大将
このときお客の一人がトイレに行ってました 帰ってきてほかの3人と相談して
そのトイレに行った人が大将の所に行って「トイレに行って済みません」と謝った
しかし大将は頑として受け入れません「帰れ」と大将
4人はすごすご立ち上がりまた「すみませんでした」とお辞儀をして出て行きました
これだけだと「なんと、頑固親父だ!」と思われるか知れませんが
この土地柄の事とか、ほかのお客さんへの配慮など、聞いてみれば納得できる
ただ目の前で起こった出来事に本当にびっくりしました
でも、自分もなんで追い出されなかったが不思議
旅館に帰る途中、フラフラ歩いているさっきの4人組を目撃しました
いい店見つけられたかな
2018.08.06 Monday